もくじ
常時SSL(Always On SSL) とは?
「Webサイトと、ブラウザ(端末)間の通信を常時暗号化する」ことを、
常時SSL(Always On SSL) と呼んでいます。
もともとは、
Googleが発表した「サイトのHTTPSがランキングの評価に使用されます」という記事で、
一般的に常時SSL化へ大きく動き出したように感じます。
常時SSL化のメリットは?
- 通信が暗号化されるので、公衆無線LANなどの環境下からでも安心して通信が行える
- サイトとの通信が高速化される
今回は、2つ目の『サイトとの通信が高速化される』に着目してみようと思います!
常時SSL化で、サイトが高速化される!!
今までは、常時SSL化を行うと『暗号化処理』により、サーバーや端末に多少なりとも負荷がかかるため
結果、サイトの表示が遅くなると考えられていました。
しかし、新しい通信規格『HTTP/2』の登場により、この状況が一変しました!
新しい通信規格『HTTP/2』は通信を並列で行い、データ転送を早くする処理が実装されています。
そして、主要ブラウザがこの新しい通信規格『HTTP/2』での通信を『SSLでの通信に限る』と表明したのです。
常時SSL化で、通信が早くなるところを体験!!
こちらのサイトで、実際に通信状況を確認してみると、なんと『8倍以上』HTTPSの方が早い結果が出ました。
- HTTPでの通信
9.284sで完了
- HTTPSでの通信
0.992sで完了
だいぶ早いのを体験できると思います!
デメリット
常時SSL化のデメリットは、
- 非SSLサイトから、常時SSL化するのが面倒
- とても古いブラウザ環境から、表示されなくなる
- レンタルサーバーによっては、余分なコストがかかる
などが、考えられます。
しかしながら、個人的にはメリットのほうが大きいため、対応しておくに越したことはないと考えています。
まとめ
あくまで、常時SSL化に対するメリットの一つを紹介しました。
しかし、サイトによっては大きなメリットになる可能性を秘めていますね!